楽曲紹介:エリートの義務
ノブレス・オブリージュ―――エリートは、エリートたる義務を果たさなければならない。
エリート会社員として、日々、自己研鑽に励むカズキ。努力の末、一流企業に就職したものの、社会に出るとそこはルール無用の、終わらない競争世界。青春を捨て、「本物のエリート」を目指すカズキの、複雑な心境が歌われる。
いかにもイケイケ会社員な躍動感のあるエイトビート、少し後ろ向きなスウィング調、次々と変わっていく曲調が、拗れたカズキの心を代弁する。すぎやまゆき氏の、韻の効いた歌詞も、心地よい。
最大跳躍2オクターブの容赦ない楽曲を、卒なく表現豊かに歌い上げるソリストに、乞うご期待。
(文:テナーS)